中国・韓国との初のFTAとなるRCEP(地域的な包括的経済連携協定)は、本年年初に発効し。徐々に企業での利用が緒についてまいりました。一方で、急激な円安やロシアのウクライナ侵攻による燃料や原材料の高騰により、部材の調達や生産地の選択など企業を取り巻く課題は、ますます輻輳しています。
その課題を解決する方策には、FTAの活用が有効です。特に、RCEPによる東アジアでのサプライチェーンの構築・高度化によって更なるコスト削減が期待できます。同協定を正しく理解し、効率よく運用する社内の体制構築が肝要です。同制度の円滑で効果的なな利用方法を、FTAに関する企業アドバイスで経験豊富な麻野良二氏(株式会社アールFTA研究所代表)が、詳細に解説いたします。
第2部では、海外拠点、フォワーダー、関連工場や顧客企業を交えた工程進捗管理ツールとして活用できる LOGI-WORKSをご紹介致します。手つかずの海外活動のDX(デジタルトランスフォーメーション)の有力なツールとしてご検討頂けると存じます。また、第3部では、貿易書類の電子帳簿保存法について、国税との違いを解説しながら、今から準備すべき事項について解説いたします。